【海外競馬】日本とオーストラリアの種牡馬リーディングを比較してみた

オーストラリア馬主

どうも、馬心(まごころ)です。

現在私はオーストラリアでの馬主ライフをより深く楽しむために、苦手な英語に苦しみながら色々と勉強している最中なのですが、そんな中で日本とオーストラリアの種牡馬リーディングを比較してみるということをやってみました。

ただでさえ馴染みの薄いオーストラリア競馬となると種牡馬の名前を覚えるだけでも大変ですが、日本のリーディングと比較することで何か傾向などが見えてくるのでは? と思って今回の比較を行ってみました。

日本とオーストラリアでは競馬の方向性や好まれる傾向が違いますので、種牡馬リーディングからもそういった各国の違いが見えてきます。

日本の種牡馬リーディング(2023年4月時点)

まずは日本の種牡馬リーディングを見てみましょう。

2023年4月時点での日本の種牡馬リーディング(netkeiba調べ)は以下の通りです。

●日本種牡馬リーディング TOP10(カッコ内は種付け料)

※既に亡くなっているドゥラメンテ、ディープインパクト、ハーツクライの種付け料は確認できるもっとも新しい種付け料を掲載しています※

  • 1位 ロードカナロア (1200万)  
  • 2位 ドゥラメンテ(1000万)  
  • 3位 ディープインパクト(4000万)
  • 4位 ハーツクライ(1000万)
  • 5位 モーリス (800万)
  • 6位 キズナ(1200万)
  • 7位 キタサンブラック(1000万)
  • 8位 ルーラーシップ (350万)
  • 9位 ハービンジャー(350万)
  • 10位 ヘニーヒューズ(500万)

ディープインパクト亡き後、リーディングトップに躍り出たのはロードカナロア。

自身は短距離馬でありながらその産駒からは日本の王道路線であるマイル~中距離でも活躍馬を出しており、その安定感は不動のものがあります。

種付け料のトップはエピファネイア(リーディング13位)の1800万ですが、次点の1200万はロードカナロア、キズナ(リーディング6位)、そしてこれからの活躍が期待されているコントレイルの3頭のみ。

値段通りの種牡馬成績と言えるでしょう。

2位以下に関しては、ドゥラメンテ、ディープインパクト、ハーツクライの3頭が既に亡くなっているため(ハーツクライは亡くなる直前に種牡馬引退)向こう数年で大きく変動していくことが予想されます。

イクイノックスやソールオリエンスの活躍がありますので、キタサンブラックの種付け料高騰は間違いないと思われますが、果たしてリーディングトップ層に躍り出るのか注目です。

オーストラリアの種牡馬リーディング(2023年4月時点)

続いてオーストラリアの種牡馬リーディングです。

こちらはオーストラリアの種牡馬情報が確認できる breed net というサイトからの情報を参照しています。

●オーストラリア種牡馬リーディング TOP10(カッコ内は種付け料、カッコ外に日本円換算を記載)

  • 1位 I Am Invincible($302,500) 約2800万
  • 2位 Savabeel($100,000) 約900万
  • 3位 Snitzel($220,000) 約2000万
  • 4位 So You Think($93,500) 約800万
  • 5位 Zoustar($220,000) 約2000万
  • 6位 Pride of Dubai($16,500) 約150万
  • 7位 Street Boss($66,000) 約600万
  • 8位 Dundeel($66,000) 約600万
  • 9位 Scissor Kick($8,800) 約80万
  • 10位 Written Tycoon($165,000) 約1500万

オーストラリア競馬に馴染みのない人からしたら何が何やら……といった感じでしょうが、上記が2023年4月時点でのオーストラリアの種牡馬リーディング。

1位のI Am Invincibleは現役時にG1未勝利ながらもその産駒の活躍は素晴らしく、種付け料は年々高騰を続けています。

現時点で種付け料が日本円で約2800万とのことで、ディープインパクト亡き今の日本の種牡馬界ではなかなか考えづらい価格になりつつあります。

ここで面白いのが2位のSavabeelです。

Savabeelの種付け料は日本円で約900万と、1位のI Am Invincibleと比べて種付け料は3分の1ほどの開きがあります。

日本のリーディングの上位がほぼ横ばいであることを考えると、2位でここまで種付け料が安くなるのはなかなか驚きです。

以降に目を向けても、3位のSnitzel で再び2000万まで上がったかと思えば4位のSo You Thinkで800万。

5位のZoustar で2000万まで上がって6位のPride of Dubai で一気に150万まで下がる、といった感じで、リーディングの順位と価格が比例しないのが見て取れます。

比較的安価な種付け料でリーディング上位の種牡馬を種付けできるのはオーストラリアならではの魅力と言えるのではないでしょうか。

また南半球という立地条件から、欧州や日本などからシャトル種牡馬を導入し血統の幅を広げているのもオーストラリア、ニュージーランドなどのオセアニア競馬界の特色ですので、以前記事にもしたサトノアラジンやブレイブスマッシュなどの日本系種牡馬がこれからリーディング上位に食い込んでいくようなこともあるかと思いますので注目していきたいです。

※2023年4月現在、ブレイブスマッシュは新種牡馬のリーディングで3位と驚異の成績を収めています。

オーストラリアの種牡馬事情と展望

前項でも書きました通り、オーストラリアでは短距離で早熟な馬が好まれます。

2歳G1として世界最高賞金額を誇るゴールデンスリッパ-の存在などがその傾向を顕著に表しており、日本人ホースマンが3歳のクラシックを意識するよりも更に早い仕上がりが求められていると言えます。

故に好まれる種牡馬にも偏りがあり、晩成傾向だったり距離が長い馬はそもそも種牡馬になれなかったり、なれたとしても価格が抑えられる傾向があります。

しかし、日本競馬においてクラシックが競馬の全てではないように、オーストラリアも短距離早熟がその全てではありません。

メルボルンカップやコックスプレートなど、距離の長い大舞台も数多く存在します(勿論ダービーやオークスも)

私のような零細共有馬主には高価格帯の主流路線にはとても手が出ませんが、一方で少し目線をずらせば比較的安価で夢を見れる種牡馬が数多くいるのも事実。

そしてなにより日本ではノーザンファームなどの大手の生産の有力馬は自クラブへ回されることがほとんどですが、オーストラリアではセリで購買される馬から多くの活躍馬が出ていると、現地シンジケート会社のライジングサン・シンジケート代表、川上絋介さんは語ります。

また日本のように大手牧場が上位を席捲する、といった形ではなく、多くの牧場から幅広く活躍馬が出ているのもオーストラリアの特徴です。

セリに出てきてくれるのであれば誰でも活躍馬を手にする機会があります。

そんな中で、いかに価格を抑えて良い馬を手に入れるか、という部分はとても大事になってくるでしょう。

私自身が直接セリで馬を購買する日が来るのかは定かではありませんが……

そんな日を夢見て、これからも勉強を重ねていきたいと思います。

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